鉄と有酸素運動

   有酸素運動を行なう上で食生活上注意が必要なものの一つに鉄があります。
  日本人に足りないのは鉄とカルシウムであるとよく言われますが、血液の中の
  鉄が不足すると、赤血球の中のヘモグロビン(血色素)という酸素の運び手が
滅ってしまいます。貧血のとき運動すると動機がするのはこのためです。
ところで、中には血液の中の鉄の量は不十分なのに、赤血球の数や
ヘモグロビンの量は正常という方もいらっしゃいます。そういう人は鉄は
少なくても良いのかというとそうはいきません。ここに赤血球の数やヘモグロビンの
量は正常という方が二人いて、一方の人は血液の中の鉄の量が正常、
  一方は鉄不足だとします。酸素摂取量は、このお二人の間に大きな差があり、
鉄欠乏では低下します。筋肉の中にも、ミオグロビンという、鉄を含んだ蛋白質が
  あります。ミオグロビンは血液の中のヘモグロビンよりも酸素に対する親和性が
  高いので、ヘモグロビンによって運ばれた酸素を受け取って筋肉の中に貯蔵する
  役割を果たしています。血液の中の鉄が減ればミオグロビンも減りますので、
  筋肉の受け取る酸素が減ってしまいます。これで、貧血がなくとも、鉄欠乏があれば
酸素摂取量が低下する理由がお分かり頂けたと思います。財布に沢山お金が
あっても、,銀行に預金が無いようなものです。どうぞ、,毎日の緑の野莱、,たまにはレバーで
鉄をとり入れて下さい。プルーン、干しブドーもどうぞ。ご飯を炊くとき、きびを杯一杯ぐらい
混ぜるのも一法です。
おわりに
 良い運動、良い食事、良い心の持ち方があれば、医者も薬もくそくらえですと前回
書きましたが、これに正しい知識が加われば鬼に金棒です。