弁膜の老化
 

 弁膜は心臓の中でとくに機械的刺激をうけやすい組織で、1日に10万回も
拍動する度に弁膜は開閉しますが、閉じる時は互いにぶつかりますので、
次第に弁膜が厚く、硬くなります。
 また弁膜か開閉運動をする時の支点に刺激が加わりその部が
硬くなるだけでなく、石灰化が起こります。僧帽弁の付け根に起こるものと
大動脈弁の付け根に起こるものとがあります。
 石灰化の部位によって僧帽弁輸石灰化、あるいは大動脈弁石灰化と
なりますが、これが大きく長くなると弁膜の開閉運動に障害、すなわち
弁膜症を生じます。
 即ち弁膜症の中で老化によるものは僧帽弁輪石灰化による狭窄ないし
逆流、石灰化大動脈弁狭窄、変性型大動脈弁逆流等であります。
 
心臓の老化と心臓病の関係

構造 老化 心臓病(老化による)
弁膜 肥厚・硬化
石灰化
僧帽弁逆流
大動脈弁狭窄
大動脈弁逆流